技能実習生受入スケジュール

申込みから入国まで

1.技能実習生受け入れの問合せ・申し込み

私どもの組合の職員が受け入れ企業様に伺い、技能実習制度について説明をさせていただきます。そして、技能実習生を受け入れることができるかどうか、判断いたします。

2.面接の手配

次に、募集条件、採用地域などを決定し、送出し機関に報告します。それに合わせ、送出し機関は、まず派遣元企業を決め、書類で候補者を選抜します。続いて、派遣元であらかじめ面接の前に試験を実施し、参加者を絞り込みます。その後、面接試験にあたり、参加者の履歴書等が組合に送られてきます。そして、組合は、募集条件に合わせ、もう一度送られてきた書類を確認し、受け入れ希望企業様にお送りします。

3.現地での採用試験

現地での採用試験は、受入れ企業の方が実施しますが、組合職員が現地に同行し、サポートいたします。筆記試験、体力検査、工夫を凝らした実技試験、面接など、受入れ企業様のご要望にあった的確な試験の実施のコーディネートをします。

4.現地での事前講習の実施

面接後、採用試験の合格者は、派遣地域にある日本語学習センターで、二カ月間日本語を学習し、160時間以上にわたる事前講習も実施します。この事前講習は、組合が送出し機関に委託を行い、進めるものです。

5.申請書の作成・申請・資格認定

在留資格認定証明書の交付申請書を作成し、JITCO(国際研修協力機構)の指導を受けながら、在留資格を取得します。

6.審査(ビザ)の取得

送出し機関に在留資格認定証明書を送り、日本の在外公館に査証を申請します。それが認められれば、入国の際に必要となる査証が取得できます。

7.入国

現地で出国手続きを行い、日本に到着後、組合が指定する到着空港で入国審査を受けます。このとき、上陸許可が出て、初めて入国が可能になります。

入国から帰国まで

1.講習

入国した翌日から換算して、22日間(176時間)の講習を実施します。講習内容は、次のものです。具体的には、日本語、日本での生活一般に関する知識、入管法、労働基準法等技能実習生の法的保護に必要な情報、円滑な技能等の修得に資する知識などで、講習は多方面からの協力を得て行われています。また、講習期間の間は、他にも、買い物をしたり、病院・銀行・歴史地などを見学したりし、体力づくりの日も組み込んでいることから、実習生も飽きることなく取り組めるカリキュラムになっています。講習が修了した際には、組合から講習修了書をお渡ししています。

2.企業への配属

講習が終わりましたら、受入れ企業との雇用契約の下で、技能実習計画に合わせた技能実習を受けます。このとき、企業には、実習生を労働者として雇用するために、労働関係法令が適用されます。

3.技能検定試験などの受験

技能実習2年目以降は「技能実習2号」へ移行します。この場合、基礎2級の技能検定又はそれに準ずる検定若しくは試験に合格することがその要件になっているため、これらを受験します。

4.技能実習2号への在留資格変更

入国2年目の「技能実習2号」に移行するために、在留資格変更の手続きを実施します。在留資格変更は、1年目の習得度合いを元に、許可を受けるものです。

5.技能実習2号での技能実習継続

「技能実習2号」に移行後も、技能の習熟を目的に、受入れ企業との雇用契約に基づき、技能実習計画に合わせた技能実習を継続します。技能検定職種・作業の技能修得の到達目標は基礎1級レベルを、JITCO認定職種・作業では中級レベルにおいています。

6.3年目への在留期間更新

3年目には、在留期間更新の手続きもします。在留資格はそれまでと変わらず、「技能実習2号」のままです。

7.技能実習の継続

受入れ企業との雇用契約に基づき、技能実習計画の下、技能実習を継続します。
技能修得の到達目標は、技能検定職種・作業では3級レベル、JITCO認定職種・作業では専門級レベルにおいています。

8.帰国

帰国に向けて準備します。組合は、技能実習生達へのサポートとして、帰国の準備を手伝ったり、帰国後の相談に乗ったりもしています。